Editorialで簡易File Transclusion

File Transclusionは編集中のファイルに別のファイルの内容を挿入するもの。MultiMarkdownの機能の一つです。

以前Macで使っていたアプリにこの機能が実装されていて便利だったので、ごく簡単なものをEditorial用に作りました。

インストール

Editorial Workflow — Simple File Transclusion

使い方

別ファイルの内容を挿入したい行に以下のようにファイルのパスを記述してワークフローを実行するだけです。相対パスでOK。

{{./path/to/other_file.md}}

この行をファイルの内容と置き換えたテキストが生成されます。シェアシートが開くので後はお好みで。

できないこと

File Transclusionのその他全て。

あとがき

文章を書いてテンプレートに挿入して共有なんて使い方もできそうですね。

しばらく更新のないEditorialですがPython3の対応はいつだろうか。コードエディタの補完機能が上手く動いていないのでそこだけでもどうにかしてほしい。

Editorialにdateutilモジュールをインストールする

力技で。

インストール

アンインストール

site-packagesフォルダの中のdateutilフォルダを丸ごと削除してEditorialを再起動するだけです。

使い方

インストール後実行するだけです。python-dateutilをダウンロードしてローカルのsite-packagesフォルダにインストールします。フォルダが無ければ作成します。

インストールフォルダのsite-packagesはパスが通っているのでそのままインポートして使えます。dateutilモジュール自体についての説明は公式サイトをどうぞ。

Editorial Ver.1.2.1
カテゴリ: 仕事効率化
現在の価格: 1200円(サイズ: 57.4MB)

他のWorkflowは以下にまとめてあります。

あとがき

TaskPaper関連のワークフローを作っている時に欲しくなったので作りました。

インストールはshellistaを移植したい所ですが、パスの書き換え箇所を探すだけで心が折れそうです。

Python 2.7.9にはデフォルトでpipが入っているみたいですが、EditorialやPythonistaもアップデートでバージョンが上がったら使えるようになるんだろうか。どちらも現在Ver.2.7.5です。

Editorial Workflow – 20のWorkflowの簡単な紹介

作成したワークフローがたくさんあるので、とりあえず簡単な説明と共に公開します。いつか詳しい説明を書きたい。

Editorial


カテゴリ: 仕事効率化
販売元: Ole Zorn
リリース日: 2013/08/15

iTunesで見る + iPhone/iPadの両方に対応

Create New File

ファイルを新規作成します。

Source viewer

ウェブページからソースを取得してファイルを作成します。

MMD Table Generator

セパレータで区切ったテキストをMultiMarkdownのTableに変換します。

セル(セパレータ)セル
セル(セパレータ)セル

これがこうなる。

セル セル
セル セル

セパレータは設定可能です。初期値はタブになっており、Google スプレッドシート等からコピーしてきて貼り付け→範囲選択→ワークフロー実行でテーブルのできあがり。

Affix

任意のテキストを選択テキストの行ごとに前方・後方に追記します。

追記するテキストにはマクロが一つあり、{1}と書くと、1から始まる連番になります。開始する数字は変更可能です。

Dropbox Utility

以前公開したもののバージョンアップ版です。詳しくはEditorial Workflow – Dropbox Utilityをどうぞ。App key等もKeychainに保存するようにしました。

AppendNote

日別の追記型メモ帳を作成します。

Dropbox Utilityでアプリを認証してから使用してください。

Embed Image

画像をアップロードしてMarkdown形式の貼り付け用コードを取得します。Editorialは画像の貼り付け機能が無いので、このワークフローで補完しています。

Dropbox Utilityでアプリを認証してから使用してください。

Day One Webclip

ウェブページをMarkdown形式に変換してDay Oneに保存します。変換にはウェブサービスを利用しているので、サーバがダウンしている等、使えない事もあります。

Dropbox Utilityでアプリを認証してから使用してください。なお、このワークフローはDay OneをDropbox同期で使用している環境限定です。iCloudには対応していません。

Day One Entry

開いているファイルの内容をDay Oneに保存します。

Dropbox Utilityでアプリを認証してから使用してください。なお、このワークフローはDay OneをDropbox同期で使用している環境限定です。iCloudには対応していません。

Day One Photo Entry

Day Oneに画像付きエントリーを作成します。

Dropbox Utilityでアプリを認証してから使用してください。なお、このワークフローはDay OneをDropbox同期で使用している環境限定です。iCloudには対応していません。

Evernote Create Note

MarkdownファイルをHTMLに変換してノートを作成します。

以下のURLからログインしてデベロッパートークンを取得してください。

Evernote Search

Evernoteを検索してノートのURL(evernote://…)を取得します。コピーするかEvernoteアプリで開くか選択可能。

以下のURLからログインしてデベロッパートークンを取得してください。

Evernoteデベロッパトークンについて

デベロッパトークンの有効期限は1年間です。それ以降は再発行が必要になりますが、上記2つのワークフローには再発行処理がありません。

期限切れでエラーになる場合は、以下のワークフローでKeychainから期限切れのトークンを削除した後、トークンの再発行が可能です。

エラー処理はしっかり作るべきでした。

Pocket Authentication

Pocketのアプリを認証します。

以下のURLから新規アプリを作成(要ログイン)してコンシューマキーを取得してください。

  • Application Name: 適当な名前。簡単な名前だと重複で再入力になります
  • Application Description: アプリの説明。何でもいいです
  • Permissions: 3つともチェックを入れてください
  • Platforms: 使用するプラットフォームにチェックを入れてください

  • Pocket: Developer API

アプリを作成したら、使用するプラットフォームのコンシューマキーをコピーして、このワークフローを実行。Editorialで使うのでiPhoneかiPadのものです。

Add Pocket

URLをPocketに登録します。

Pocket Authenticationで認証してから使ってください。

Get Pocket items

Pocketの登録アイテムからリンクを作成します。

Pocket Authenticationで認証してから使ってください。

Workflow Launch URL

ワークフローの実行用URLを取得します。

TP Add task

TaskPaperドキュメントに新規タスクを追加します。追加するプロジェクトも指定可能。

Image Downloader

画像をダウンロードします。改行区切りの複数URLも一気にダウンロード。

Create link from URLs

URLからタイトルを取得して、各形式のリンクを生成します。URLは複数でも処理可能です。コピーまたは選択テキストと置換を選べます。

リンクの書き出し形式はワークフローの編集画面から設定できます。

Short URL decoder

短縮URLを展開してオリジナルのURLを取得します。URLは複数でも処理可能です。コピーまたは選択テキストと置換を選べます。

あとがき

このままだと公開しないと思ったのでまとめてみました。APIキー等、説明が必要なものもありますが、検索したら詳細に解説してくれるページがあるので丸投げします。

iOS8でも安定して使えるようになったEditorialですが、Keychainのマスターパスワードの入力の所でよく落ちたりと、まだいくつかバグがあります。Ver.1.3がいつリリースされるかはわかりませんが、また気長に待つことにします。

Editorial Workflow – Master Password

EditorialのWorkflowです。KeychainのMaster Passwordを設定するユーティリティです。

マスターパスワードは特定のWorkflowがKeychainを読み書きする時に、パスワード認証を必要とするもの。Keychainにウェブサービスのログインパスワードなんかを保存している人は設定しておいた方が良いです。

インストール

使い方

IMG_3078

マスターパスワードの設定・変更。マスターパスワードを忘れてしまった時にKeychainを丸ごと削除。この2つの機能があります。どちらか選択してから実行してください。

他のWorkflowは以下にまとめてあります。

あとがき

昨日公開したDropbox用のWorkflowで取得するトークンなんかはKeychainに保存した方がいいんだろうなと思います。Keychainをリセットしたら認証し直さないといけないのが面倒でテキストファイルに保存したんですが。色々作っているとよくリセットするので。

セキュリティ的によろしくないのでその内Keychainに保存する方式に改善します。

2015-07-02追記

Keychainへ保存するように変更しました。

Editorial Workflow – Dropbox Utility

EditorialのWorkflowです。Dropboxアプリの認証、ファイルのアップロード、認証の解除をするカスタムアクションのセットです。

2015-07-02追記

トークンをKeychainへ保存するように変更してアップデートしました。以前のバージョンを使用している方は再認証が必要です。

Keychainのマスターパスワード設定をおすすめします。

インストール

使い方

IMG_3075

カスタムアクションが3つあるので、使うものを1つだけStopアクションの上に並び替えて実行してください。

Dropbox Authentication

Dropboxアプリを認証します。App Console – Dropboxでアプリを作成してApp keyとApp secretを取得してください。アクセスタイプはFull Dropboxの方が好きなフォルダにアクセスできて良いでしょう。

IMG_3065

取得したKeyとSecretを入力。設定したアクセスタイプを選択してから実行します。

IMG_3068

確認ダイアログが表示されるので、OKをタップするとコンソールが開きます。

IMG_3071

内蔵ブラウザに認証ページが開かれているので、ログインしてアプリを認証してください。認証が完了したらコンソールに戻り、何も入力せずにEnterを2回タップします。認証完了と表示されたら完了です。

Dropbox Deauthentication

認証を解除します。

Dropbox Upload Sample

IMG_3073

開いているテキストファイルをアップロードします。アップロード先のフォルダを指定してから実行してください。未入力の場合はルートフォルダの直下に保存します。

参考

このWorkflowは以下の記事を参考にしています。参考というか、これをベースに書き換えただけです。

他のWorkflowは以下にまとめてあります。

あとがき

他のアプリを介せば親切なUIで簡単にできる事ですが、Editorial一つで完結するならこっちの方がいいかなと。これならテキスト以外のファイルもアップロードできます。

Dropbox上のファイルをダウンロードするならこのWorkflowがおすすめです。