Wiki2TouchをFirmware 2.0で使う方法 – ローカル環境でWikipedia閲覧

この記事の内容は古く、まだCydiaにwikisrvdが無い頃の話です。
Wiki2TouchをFirmware 2.1で使う方法 « hal’s Playgroundをご覧ください。

ただし、リポジトリの障害等でCydiaにwikisrvdが見つからない場合は、この方法でインストールするしか方法が無いかもしれません。

注意:まずは以下を読んでください。

Wiki2Touch(wikisrvd)はapp storeでダウンロードできるAppleの認可を受けたアプリケーションではありません。
また、現状はWiki2Touch.appの製作者の手を離れて一人歩きしている状態です。公式サイトで質問はできません。
使うにはJailbreakが必要です。Jailbreakをする事によってAppleやSoftBankのサポートが受けられなくなります。
また、使い方によってはセキュリティリスクを増やす事になります。操作を誤ると簡単に壊れます。
私はJailbreakする事を薦めませんし、これから説明する手順を実行した際のいかなる問題にも責任を持ちません。

要は自己責任です。理解した上で使えばとても便利だと思っています。

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Wiki2TouchとはiPhone/iPod touchローカルでサーバーを動かしてWikipediaを閲覧するアプリです。要するにWikipediaをiPhone/iPod touchの中に保存して、インターネットに接続していなくてもWikipediaを閲覧できるアプリ。
ファームウェア2.0以降では動作しないのを残念に思っていたら、2.0で動作させる方法を見つけたのでご紹介。

まずはWiki2Touch等の準備が必要です。素晴らしい解説ページがあったので、詳しくは2008-05-30 – Jekylle+をご覧ください。

で、このままでは2.0上で動作させる事ができないので、2.0用のwikisrvdをダウンロードして解凍。
wikisrvd.zip
情報源は[2.0] Wiki2Touch Partially Working! – Hackint0shです。

iPhone/iPod touchにSSHでログインして、
/Applications/Wiki2Touch.appに先ほど解凍したdaemonフォルダを上書きします。wikisrvdのパーミッションは755にしました。

注:以下の手順を実行する前にCydiaBoss Prefsをインストールしておいてください。

wikisrvdをBoss Prefsに登録する為にwikisrvd-bossprefs.debをダウンロード。これを書いている時点での最新バージョンはwikisrvd-bossprefs-r137-20080814-1.debでした。長いのでwikisrvd-bosspref.debにリネームして/var/mobile/にアップロードしておきます。
インストール方法はWiki2Touch / Wikisrvd: build 20080814の2. Login through whichever terminal. Playing with root, and install.を参考に。

2009/2/13追記

該当記事に繋がらないようなので追記。

ターミナルでmobileにSSH接続して以下を実行。()内は説明。

su (root権限を与える。パスワード入力要)
cd /var/mobile
dpkg -i wikisrvd-bosspref.deb
(インストール中は英文がずらっと表示される)
exit

完了したらiPhone/iPod touchを再起動します。

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これでBoss PrefsからWiki2Touch(wikisrvd)のON/OFFができるようになりました。スマートですね。
デフォルトではONになっていると思います。

準備完了です。
Safariを起動してhttp://127.0.0.1:8080/index.htmlにアクセスしてWiki2Touchのホームページが表示されたら成功です。
後はブックマークしてホーム画面に追加しておけば便利です。Webクリップ用アイコンはWiki2Touch.appでデフォルトのアイコンが用意されていました。
Wiki2Touch.app自体はアイコンをタップしても起動できないのでPoofで非表示にしましょう。非表示後iPhone/iPod touchの再起動が必要です。
Boss PrefsでWiki2TouchのON/OFFを切り替えた時も再起動が必要なようです。コマンドラインからON/OFFもできますが、Boss Prefsで切り替えるのが一番スマートなので、今回はこの方法を紹介しました。

お疲れ様でした。Wikipediaデータの用意にはとても時間がかかります。画像のダウンロードも含めると2日がかりの作業になるかもしれませんが、Wiki2Touchはかなり便利です。

Wiki2TouchをFirmware 2.0で使う方法 – ローカル環境でWikipedia閲覧” への17件のフィードバック

  1. すみません
    Mac環境なんですがどうしてもwikisrvd-bosspref.debのインストールが出来ません
    もしよろしければ詳しい手順を解説して頂けないでしょうか

  2. こんばんは。
    ファームウェア2.1でも問題なく動作する事が確認できたので記事を少し修正します。
    とりあえずはコメントで説明しますね。リンク先の画像と比較しながら実行してください。

    ・/var/mobile/にwikisrvd-bosspref.debをコピーしておきます。
    ・ターミナルからmobileユーザーでSSHにログインします。
    ・ログインできたら以下のコマンドを入力。

    su と入力。
    “Password:”と表示されるので、SSHのログインパスワードを入力。
    (iPhone / iPod touchの名前):/var/mobile root#と表示されたら、
    dpkg -i wikisrvd-bosspref.deb と入力。
    英文が4行ずらずらと表示された後に
    (iPhone / iPod touchの名前):/var/mobile root#に戻ったらログオフ。
    iPhone / iPod touchを再起動します。

    以上です。

  3. winでwikisrvd-bosspref.debのインストールが出来ないので、もう少し詳しく教えてください。

  4. > JPさん
    こんばんは。
    Windowsでは確認していないので詳しい事となるとわかりません。
    MacでもWindowsでもやる事は同じなので、リンク先の画像と上のコメントを参考にインストールしてください。

  5. はじめまして。
    Wiki2touchを2.1で使う方法を探してここに辿り着きました。
    おかげさまで一応動くところまできました。
    wikisrvdの方はCydiaからインストールしただけで動いていますが、何か違いが出るのでしょうか?

    というのは一部の画像(特にページの冒頭の画像)が表示されない状態です。
    オリジナルにあっった Expand templateがONに出来ない状況なのかなと思ってますが・・・
    それとも1.1.4時代に収集したデータを使用しているからかもしれません。
    何かご存知でしたらお願いします。

  6. > TAKさん
    はじめまして。
    Cydiaからwikisrvdをインストールするのと変わらないと思いますよ。
    Filesystem Contentを見ると構成は変わらないようです。
    Wiki2TouchをインストールしてBossPrefにサービスを登録した状態になっていると思います。

    記事中に表示される画像の一部が表示されないのは、images.binを作成する段階でその画像が取得できていないからだと思います。ImageGetterのログを見ると取得できなかった画像がいくつもありました。
    データ自体は古くても形式は変わらないのでそのまま使えます。

    images.binは1.1.4当時に作成したもので、article.binは新しく作成したものを使用しているならば、images.binを作り直した方がいいと思います。
    1.1.4で作成当時には無かった記事では画像が表示されませんし、既存の記事でも画像のファイル名が変わっている可能性があります。

  7. >halさん
    お返事ありがとうございます。

    画像の一部が表示されない件ですが、やはりオリジナルでは切り替えがあった、Expand templateがONになってないためもあるようです。

    紹介されていた Hackint0shのツリー中にTemplateのON方法がのってました。これを参考に plistを修正したところ、以前と同じ画像が出るようになりました。(images.binもarticle.binも1.1.4のものを使ってます。)

    主観ですが、私の場合約2倍程度の画像が出るようになりました。
    その分表示まで待たされますが・・

    一応報告まで。

  8. はじめまして。
    質問があり書き込ませていただきました。
    TAKさんがおっしゃっているTemplateのONの方法を導入してみたいのですが、Hacint0shのどこに書かれているのかが分かりませんでした。
    もし、方法がわかれば教えていただけないでしょうか。

  9. > hideさん
    初めまして。
    Hackint0shのフォーラムを漁ってみたんですが、見つけられませんでした。
    plistを修正という事で、Wiki2Touchのソースを見るとexpandTemplatesとかkeyを追加したらできそうなんですけどね。
    正直さっぱりわかりません。力になれず申し訳ないです。

  10. >halさん
    調べていただいたんですか?
    ありがとうございます。
    私もフォーラムで見つけられなかったので、消されてしまったのかもしれないですね。
    また色々調べてみます。
    何か分かったらここで報告させていただきますね。

  11. >halさん
    expandTemplatesのonの方法が分かりました。
    /System/Lybrary/LaunchDamons/からcom.wiki.wikisrvd.plist
    をエディタで開いて、-vの下の行に
    -t+を追加して上書きします。
    あとはBossprefsでWiki2Touchをoff onでできました。
    よかったら試してみてください。

  12. タグが表示されないみたいなので、全角で書きますね。
    <string>-v</string>の下に<string>-t+</string>です。

  13. > hideさん
    なるほどパラメータを追加するんですか。
    試してみたら色々増えていて面白いです。

    この記事はFirmware2.0で手動インストールしか手段の無い頃のものなので、もうあまり役に立たなくなっていますね。
    wikisrvd-bossprefs.debは記事を書いている最中に見つけましたし。そんな頃の話です。

    明日にでも新規で書き直そうと思います。
    Expand Templatesの件も追加させて頂きますね。
    どうも親切にありがとうございます。

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